データで読む集客
口コミの星が1つ違うと、売上はどれくらい変わる?公開データで見る「ネットの評判」

お店の名前を検索して、いちばん最初に何を見ますか。
たぶん、星の数と、口コミです。では、その「ネット上の評判」は、売上にどれくらい効くのでしょう。公開されている調査を調べました。
この記事で分かること
- 星が1つ上がると、売上が動いたという研究
- 「口コミ0件」がいちばんもったいない理由
- 評価は満点でなくていい、という意外な話
星が1つ上がると、売上が5〜9%動いた
ハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・ルカ氏は、2011年に発表した研究(2016年に改訂)で、米国ワシントン州のレストランの売上データと、口コミサイト Yelp の評価を突き合わせました。
結果は、評価が星1つ上がると、売上が5〜9%増える、というものでした。
ただし効いたのは、個人経営のお店です。チェーン店では、この関係は見られませんでした。
ポイント 名前をよく知られていないお店ほど、口コミが「選ぶ理由」になる。そう読めます。
「口コミ0件」は、5件あるお店に大きく負ける
ノースウェスタン大学のスピーゲル・リサーチ・センターが2017年にまとめた調査によると、口コミが5件付いた商品は、1件もない商品に比べて、買われる確率が270%高くなっていました。
口コミが付いた商品の転換率(見た人が買う割合)は、低価格の商品で190%、高価格の商品で380%上がった、とも報告されています。
高いものほど、人は慎重になる。そこで口コミが背中を押す、ということでしょう。
悪い口コミがないことより、何も書かれていないことのほうが、案外もったいないのかもしれません。
満点より、4.0〜4.7のほうが選ばれた
同じ調査で、購入確率がいちばん高かったのは、星の平均が4.0〜4.7の範囲でした。満点の5.0ではありません。
理由まで断定はできません。ただ、満点ばかりだと「本当かな?」と感じる人がいる、ということかもしれません。
いまの「お店探し」は、どうなっている?
BrightLocal が2026年2月に発表した調査(米国の成人1,002人)では、次のような結果でした。
- 97%が、お店の口コミを読む(41%は「いつも」)
- 31%は、星4.5以上のお店しか使わない(68%は星4以上)
- 47%は、口コミが20件に満たないお店を使わない
注意 これは米国の調査です。日本のお店にそのまま当てはまるとは限りません。「傾向」として読んでください。
自分のお店は、ネットでどう見えている?
星と件数の数字を、自分のお店に置き換えると、どう見えるでしょう。
- お店の名前を検索したら、何が出てくるだろう
- 口コミは、何件あって、星はいくつだろう
- お店の考え方や強みは、ネットのどこかに、言葉で書かれているだろうか
口コミは、お客さんが書くものです。でも、お店の事実や強みは、お店の側で言葉にできます。
MEDIA ORCHESTRA(メディアオーケストラ) は、お店の強みを言葉にして、ネットに置いていく側を担うマーケティング会社です。口コミそのものを増やすサービスではありません。AIの答えと評判の関係は、別の記事で数字を見ています。
小さなお店が、ネットで見つけてもらえるようになるまでを、動画にしました。主人公は、七十を過ぎたお団子屋さんです。動画「ハルさんののれん」を見る(約7分)
注意 口コミの数を増やす約束は、していません。契約は最低6か月からで、やめると掲載記事は読めなくなります。順位や表示の保証もありません。
数字の話は、ここまで。ひとつの小さなお店の話を、動画で見てみませんか。
動画 約7分ハルさんののれん
七十を過ぎたおばあちゃんのお団子屋さんが、選ばれるお店になるまでの話です。
ハルさんの話を、動画で見るあわせて読みたいコラム
出典・公的データ


